川越百万灯夏祭り 2024
川越の夏祭りとして今日に伝わる川越百万灯夏祭りは、1850年(嘉永3年)に逝去した川越藩主で越前松平家8代当主・松平斉典の遺徳を偲ぶ祭事に始まるとされる。川越藩の家臣・三田村源八の魚子(ななこ)という娘が、「三田村家が大和守のお殿様から受けた恩義」に報いるため、斉典候の新盆に切子灯篭を作り軒先に掲げたという言い伝えで、やがて城下に広がり、灯篭ではなく趣向を凝らした提灯まつりとなったという。この「提灯祭り」は一時中断されるものの1957年(昭和32年)に復活、1982年(昭和57年)に川越市の市制施行60周年に際し現在の「川越百万灯夏祭り」という名称に変更された。
現在は「好学の名君」と呼ばれた斉典候を偲ぶ行事が市民参加型の祭りと変化し、秋の川越まつりと並ぶ17万石の城下町・川越の夏の風物詩として賑わいをみせている。絹織物の大産地だった文化を守るNPO法人「川越きもの散歩」の活動などもあり多くの市民がゆかた姿で小江戸の夏を楽しむ。
開催概要
場所 埼玉県川越市
期日 2024年7月27日、28日
公式サイト:Click Here
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